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花粉症

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2013年10月18日

アレルギー反応検査法

自分が何の花粉にアレルギー反応を起こすのか、正確に知るための方法が「血液検査」です。花粉症の疑いで医療機関へ行くと最初に「検査しましょうか」とアレルギー検査を勧められます。これは検査をして自分がいったい何のアレルギー源に反応しているのかを知って、そこから適切な治療と予防策を考えるためです。花粉症のアレルギー源は1つではありません。血液検査では200種類以上ものアレルギー物質の中から最も疑いの高い物質を特定してくれるのです。血液検査では、年齢や皮膚の状態、現在病気があるかどうか服用している薬があるかどうかなどに関係なくできます。血液検査の結果と身体所見などから医師は花粉症に対して総合的な判断をくだします。秋の花粉症の場合は特に、原因物質がブタクサなのかヨモギなのか、ハウスダストなのかなどを知ることでしっかりと対策をとることができます。ブタクサだと分かれば、秋口になったらブタクサに近づかないようにすればいいわけですし、ヨモギでも同じようにヨモギのある場所に近づかないようにすればいいわけです。
ハウスダストならば、花粉症の症状が出る秋より前の夏終わりから特に念入りに部屋の換気と拭き掃除をすればいいわけです。
また症状が出てから行う検査として鼻の検査があります。これは鼻の中に小さなディスクを入れて鼻の粘膜の様子を見るものです。ディスクにはアレルギー物質がついています。秋の場合にはブタクサとダニです。これは鼻水やくしゃみなど症状が出ているときだけにできるものです。他には皮膚を少しだけひっかいて花粉の成分でこすって様子を見るという皮膚検査もあります。
血液検査は、検査してから結果がでるのに1週間くらいかかります。時間もかかりますし、1週間後にまた来院しなければいけないという手間もあります。忙しくて再来院するのが難しい人や注射が苦手な人、今日すぐに結果が知りたい人などにおすすめのたった20分で結果がわかってしまう簡単なアレルギー検査があります。アレルギー源となる樹木や雑草などは季節によって違います。この検査では体の中にアレルギー源に反応する抗体があるかどうかを調べます。検査方法は手の指先からほんの少し採血をするだけです。あとは20分間待てば結果がでます。20分後に結果がでたら医師と共に確認をして、すぐその場で今後の治療方法を決めることができます。

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